西武 スタンフォード大進学の佐々木麟太郎を徹底マーク!ドラ1指名視野

[ 2024年8月6日 04:00 ]

ドラフトリーグに参加している佐々木麟太郎(AP)
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 西武が花巻東(岩手)から名門スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)を、今後のドラフトでの1位指名の可能性を視野に入れて徹底マークする方針であることが5日、分かった。

 歴代最多の高校通算140本塁打を放った若武者は正式入学を前に6月から若手の登竜門でもあるMLBドラフトリーグに参加。トレントン・サンダーの一員として同11日の試合で一発を含む2安打3打点の衝撃デビューを飾るなど、7月中旬までの前半戦でリーグ2位タイの4発を放った。留学しなければ昨秋ドラフトで1位指名する方針を固めていた渡辺監督代行兼GMは「いきなり結果を出すから凄い。今後もチェックする」と明言。今後、大きな舞台に出場した際はスカウトを派遣する可能性もある。

 例年7月に行われるメジャーのドラフトで、対象となるのは最短で26年。仮にNPBを選ぶとなっても同年の秋以降となる可能性が高く、佐々木も渡米前の2月に「2年後以降にNPB、MLB両方のドラフトにかかるチャンスがあるのでレベルに達するよう頑張りたい」と語っている。

 チームは昨年5位で今季も借金36で最下位。転換期を迎え、打撃はもちろんリーダーシップも兼ね備える佐々木は、近い将来に名門を復活させるために必要な人材だ。球界の未来も担える逸材の獲得へ向け、動向を追う。

 ≪メジャードラフト対象は最短でも26年≫大リーグのドラフト会議は高校、短大生は最終学年、4年制大学の場合は3年以上の在学、または2年以上の在学で21歳以上の選手が対象。05年4月18日生まれで26年4月に21歳になる佐々木は26年に対象となる。日本のプロ球団が米国大学生を獲得するにはドラフト指名が必要だが学年制限はなく、今秋のドラフトから対象となる。

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