広島・末包 残り50試合10発以上打つ! 6日から1軍復帰 首位攻防戦「巨人と阪神、大事な週になる」

[ 2024年8月6日 05:45 ]

広島・末包
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 左太腿裏肉離れで離脱していた広島・末包昇大外野手(28)が、6日からの巨人3連戦(東京ドーム)で1軍復帰することが決まった。週末の阪神3連戦へと続く首位攻防戦。5日、東京への移動前に所用でマツダスタジアムを訪れた大砲は、DeNA戦を含む今季初の9連戦を「大事すぎるでしょ」と気合を入れ、シーズン残り50試合で10本塁打以上を目標に設定した。

 首位攻防となる敵地での巨人、阪神戦を前に、長距離砲が戦列に帰ってくる。左太腿裏の肉離れで6月26日に出場選手登録を外れた末包。6日から1軍復帰することが決まった。東京へ向かう前に本拠地を訪れた本人が状態を説明した。

 「体は問題ない。走ったことで負ったケガでは元々ないので、走りやスライディングへの怖さはない。確認もした。あとは結果を出すだけかな…と」

 7月30日のウエスタン・リーグ、オリックス戦で実戦復帰。以降5試合に出場し、このうち2試合は「天然芝と人工芝で1回ずつ、5イニング」左翼守備にも就いた。打席では11打数1安打に終わっても、新井監督は全く問題視していない。

 「(目的は)野球ができるかどうかの確認作業だから。映像を見ても問題なく動けている。トレーナーからも本人からも、いい報告が来ている」

 6年ぶりのリーグ優勝を狙う上で、敵地に乗り込んで戦う2位・巨人、3位・阪神との首位攻防6連戦は最初のヤマ場だ。それぞれ1ゲーム差と1・5ゲーム差。引き離すことができればベスト、最低でも五分で乗り切りたい。先発出場が濃厚な末包は気合十分だ。

 「巨人と阪神、大事な週になるのは間違いない。チームはいい流れで来ているし、見ていると野手の状態もいい。(勢いを)加速させるためにも、自分は自分のいいところを出せれば…と思います」

 チームは今季最長の6連勝中。DeNA戦(マツダ)を含む今季初の9連戦は過酷とはいえ、首位を争う2チームとの直接対決のタイミングで、長距離砲の復帰は絶好といえる。93試合を消化し、残り50試合。末包は改めて足元を見つめ、抱負を口にした。

 「二度とケガしたくないと思った。序盤とこの時期では、離脱中に試合を見ても気持ちが全然違う。悔しさはいっぱいあった。CSや日本シリーズを含めて、残る全試合で貢献できるように頑張りたい。残り試合で10本以上は打ちたい」

 設定した目標をクリアすれば、チームが勝利する確率もグッと高まり、6年ぶりのVへと近づく。(江尾 卓也)

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