健大高崎は春夏連覇へ甲子園練習 「新1番」石垣は「佐藤がいなくても健大は強い」

[ 2024年8月3日 09:08 ]

第106回全国高校野球選手権 甲子園練習第2日 ( 2024年8月3日    甲子園 )

<甲子園練習>エースの佐藤に代わり背番号1番を付ける健大高崎・石垣(撮影・中辻 颯太)
Photo By スポニチ

 春夏連覇を目指す健大高崎は夏は9年ぶりの出場。甲子園練習はこの日の2番目に登場し、バント守備での投内連係の確認に時間を費やし、最後は4人の投手がマウンドから投げて感触を確認した。

 選抜大会を制する原動力となった背番号「1」の左腕・佐藤龍月(りゅうが)投手(2年)が左ヒジの故障でこの夏のメンバーから外れた。Wエースで春制覇に貢献した石垣元気投手(2年)が「10番」から「1番」になって夏に挑む。

 石垣は「佐藤が今まで頑張ってきてくれたんで(背番号1が)自分でいいのかという部分もある。佐藤に負けないくらいのピッチングをしてチームに貢献できたら」と話す。春から最速154キロに増し「ボールの質も変わった」と自信を深めて甲子園に乗り込んできた。佐藤からは「頑張るしかないって言われています。佐藤がいなくても健大は強いんだぞということを甲子園で証明したい」と表情を引き締めた。

 佐藤の代わりにメンバー入りしたのは背番号「18」の杉山優哉投手(3年)は「龍月のお陰で春の優勝だったり、今回の夏に出ることができたので。同じ左腕として、ストレートに磨きをかけて得意の変化球を投げ込んでいきます」と意気込んだ。

 青柳博文監督(52)は「石垣はエースの自覚を持ってやってくれると思います。佐藤がいなければ甲子園に出られなかったかもしれない。佐藤の代わりになれるか分からないけれども、投手陣が束になってやってほしい」と春夏連覇へ投手陣の奮起を促していた。 

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

野球の2024年8月3日のニュース