広島・アドゥワ 自己最多9奪三振で開幕2連勝 前回に続き連敗ストッパーの大仕事

[ 2024年4月11日 05:45 ]

セ・リーグ   広島6-2阪神 ( 2024年4月10日    甲子園 )

<神・広>広島先発・アドゥワ(撮影・平嶋 理子)
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 広島・アドゥワが4連敗からの脱出に貢献した。6回2死二塁で救援を仰ぐまで2失点に抑え、5回までは毎回の自己最多9奪三振。19年7月16日DeNA戦での6奪三振を大きく更新した。

 「三振はたまたまとしか思っていない。そういう日があってもいいくらいの感覚。野手の方に助けてもらった」

 初回1死一、二塁と2回無死一、二塁で粘投。「そういうタイプ。打たれることを割り切って、その後どうするか」。最遅106キロのカーブで緩急を効かせ、「(球種は)満遍なく。カーブも前より多く投げた。1巡目はほとんど投げなかったチェンジアップを2巡目からアツ(会沢)さんがうまく配球してくれた」と振り返った。

 甲子園では19年5月以来、プロ2度目の先発勝利。「今日は高校(松山聖陵)の同級生が何人か来ていた。勝てて良かった」。満員の敵地で数は少なくても心強い声援を背に89球を力投した。

 雨の影響で中9日が空いた中、開幕2連敗で迎えた前回3月31日のDeNA戦に続いて2勝目。2回続けて連敗ストッパーを担っても「たまたま。先発(陣)はみんないい投球をしている。点が入っているか、いないかだけ」と謙遜し、「欲を出さず試合をつくって先発の役割を果たしていきたい」とうなずいた。

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