大谷翔平は「10秒89」で本塁帰還 阻んだのは速過ぎた?打球とツインズ中継プレーの的確さ

[ 2024年4月11日 05:50 ]

インターリーグ   ドジャース2ー3ツインズ ( 2024年4月10日    ミネアポリス )

一時セーフの判定も、本塁でタッチされてガックリの大谷と、アウトを確信した捕手のバスケス(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が10日(日本時間11日)、敵地でのツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。3打数1安打1四球で7試合連続安打を記録。あと1本塁打で並ぶ松井秀喜氏が持つメジャーの日本選手最多175本塁打はお預けとなった。チームは2-3の逆転負けで連勝は2でストップした。

 試合の分岐点となったのが7回だった。2-3と1点差を追う7回1死一塁の第4打席で、大谷は二ゴロ。二塁手が二塁送球でアウトにして、大谷は一塁に残った。

 続く3番・フリーマンが右翼線に打球を放つと、一走・大谷は激走。一気に本塁を狙った大谷は足から滑り込み、うまく捕手のタッチをかいくぐってセーフ判定となる“神スライディング”を見せたが、チャレンジによりタッチアウトに判定が覆り、同点とはならなかった。

 このプレーをスポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のファビアン・アルダヤ記者が、自身のXで「大谷翔平は一塁から本塁まで10.89秒で走った」とタイムを紹介。一方で同記者は「フリーマンの打球はかなり強烈だった(109.3マイル=約175.9キロ)」とフリーマンの打球速度も記し、さらに「ツインズがこれ以上ない中継を見せた」とつづり、相手の中継プレーが上回ったことを称えた。

 また、大リーグ公式サイトのサラ・ラングスさんによると、中継に入った遊撃手コレアの返球が92.2マイル(約148.3キロ)を計測したと投稿。ノーバウンドでの見事な返球で、大谷が阻まれた要因を挙げていた。

 右翼手・キリロフから中継に入ったコレア、さらに捕手・バスケスの的確なタッチプレーもあり、ツインズが大谷の神走塁を上回った格好となった。

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