横浜商大始動　左腕・岩瀬風馬「目標はプロ」　魔球を武器にスカウトへ猛アピールだ

プロ入りへの思いなどを語った横浜商大の岩瀬（撮影・村井　樹）
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　神奈川大学野球リーグの横浜商大が6日、横浜市内のグラウンドで始動。プロ注目の左腕・岩瀬風馬投手（3年＝国士舘）は新年の誓いとして色紙に「有終の美」と記し、「2位が続いているので今年こそ優勝したい」と大学ラストイヤーを見据えた。

　魔球・チェンジアップでプロ入りをつかむ。直球の最速は141キロだが球速、落差を自在に操る3種類のチェンジアップを駆使して高い奪三振率を誇る左腕。けがにも苦しみ、リーグ戦デビューは昨春だが2戦目の神奈川戦では7回12奪三振と好投。夏のオープン戦では社会人の強豪・東芝相手にも5回無失点と結果を残し、徐々にスカウトからも注目される存在となった。

　チームでは現在、同級生の右腕・高根匠人投手（3年＝文星芸大付）が1回戦を多く任されているが「自分も負けたくない。春は何かタイトルも獲りたい」と力を込める。普段は仲も良く、切磋琢磨（せっさたくま）できるライバルでもあるといい「一緒にプロ入りできたら最高ですね」と笑みを浮かべた。

　3兄弟の末っ子で家族からの期待も大きい。岩瀬家の悲願でもあるプロ入りへの切符をつかむため「家族やいろいろな人が期待してくれていると思うので、プロ入りという夢をかなえたい」と鋭い視線を向けた。