阪神・大竹 Wの喜び!結婚と大幅増6700万円 チームトップ12勝支えた愛の「メッセージカード」

[ 2023年12月11日 05:15 ]

結婚を発表した阪神・大竹が妻の似顔絵を手に笑顔を見せる(撮影・岸 良祐)
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 阪神・大竹耕太郎投手(28)は4700万円増の年俸6700万円で契約を更改した。チームトップの12勝(2敗)などを評価され、昨年12月の「現役ドラフト1期生」では、990万円から4500万円に増額した中日・細川を超えて一番の出世頭。一般女性との結婚も発表し、38年ぶりの日本一とWの喜びに浸りつつ、来季へ決意を新たにした。

 「チームのためにも、家族のためにも、これからもしっかり責任を持って、野球に取り組んでいきたい」

 今季の躍進は愛妻がしたため続けた「メッセージカード」なくしては語れない。シーズン中でも仕事の関係で大竹よりも先に家を出ることが多い。周囲の期待を一身に背負う一家の大黒柱を少しでも勇気づけたい一心で、登板日には必ず小さな「メッセージカード」を玄関先に置いて出た。一言二言、丁寧に記されたエールから大竹は確かな力をもらい、戦いへの扉を開いた。

 「自分の中では、試合に行く日のお決まりの流れ。“よし、頑張ろう”と思える瞬間」

 投球内容や結果がどうであれ、自宅で野球の話はほとんどしない。明朗快活で、常に心から安らげる時間をつくり出してくれる。細やかな気遣いを忘れない伴侶の存在こそパワーの源だった。美食家でつかの間のオフも愛妻と食べ歩きやスイーツ店巡りを楽しむ。「一緒に4、5軒ハシゴする。すし屋に行っても、妻は僕より食べる」。先日も2人で秋の京都や兵庫を散策。各地の名店で胃袋を満たした。

 「自分一人のためじゃない…という感覚もより強い。家に帰ったら一人じゃない、という安心感。そういったものが大きかった」
 そばに寄り添う「日本一の愛妻」とともに連覇の頂へと歩みを進める。(八木 勇磨)

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