阪神・杉山オーナーが黄金期到来を宣言「さらに成長できる」 祝賀会で政財界をはじめ約500人を前に

[ 2023年11月30日 05:15 ]

阪神優勝祝賀会(撮影・大森 寛明)
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 阪神は29日、「2023 阪神タイガース 日本一・リーグ優勝祝賀会」を大阪市内のホテルで行い、政財界を中心に招待された約500人が出席した。

 杉山健博オーナーがあいさつで黄金期の到来を宣言した。この1年を「5月の快進撃が成功体験になり、全員に大きな自信ができた。8月以降は岡田監督のもくろみ通りチームの成長が目に見えて日本一につながった」と振り返り、「全ての選手に伸びしろがある。チームはさらに成長できる」と言葉に期待をこめた。盛況な祝宴についても「改めてタイガースというチームが多くのファンに、いかに愛されているか、支えられているかを強く感じている」と感謝の意を表した。

 ◇主な出席者
 【政財界】佐藤茂樹(衆議院議員)、山田賢司(衆議院議員)、吉村洋文(大阪府知事)、斎藤元彦(兵庫県知事)、石井登志郎(西宮市長)、松本真(尼崎市長)、松本正義(関西経済連合会会長)、日笠弥三郎(近畿運輸局局長)

 【球界】宝馨(日本高野連会長)、山下智茂(星稜高名誉監督)

 【文化人】成瀬国晴(イラストレーター)、丘みどり(歌手)

 【阪神OB】川藤幸三(OB会会長)、吉田義男(元監督)、安藤統男(元監督)、藤田平(元監督)、上田次朗、田尾安志、藪恵壹、亀山つとむ、下柳剛

 【阪神電鉄関連】秦雅夫(阪神電鉄会長)、久須勇介(阪神電鉄社長)

 【阪神球団】杉山健博(球団オーナー)、百北幸司(球団社長) (順不同、敬称略)

≪過去の阪神祝賀会≫
 ◆85年祝賀会 12月10日、大阪市北区の「ロイヤルホテル・光琳の間」で行われ、関西の政界、財界、芸能、報道関係者約1500人を招待。報道陣約110人が詰めかけ、コンパニオン120人、スタッフ約40人が運営に携わった。引き出物は約2万円相当のボストンバック、テレホンカード付きカードケース1500個。当日は優勝記念一合升2000個が用意された。総費用8000万円、準備に2カ月を要した。吉田義男監督は「日本一の栄冠はファンのみなさまの心温まるご声援のお陰です。阪神はまだ発展途上のチームです。来年以降もさらに挑戦していきます」とあいさつ。真弓明信、福間納らも熱唱するなど、大いに場を盛り上げた。

 ◆03年祝賀会 11月26日、大阪市北区の「ザ・リッツ・カールトン大阪」で行われ、関西の政財界、芸能界など各界から約1500人を招待。報道陣約150人が詰めかけ、電鉄本社、球団などのスタッフ150人が運営に携わった。総費用は1億円。引き出物にはクリスタルオブジェとホテル特製のケーキが用意され、星野仙一シニア・ディレクターが優勝決定日(9月15日)の広島戦での赤星憲広抱擁シーンを再現して沸かせるなど大いに盛り上がった。就任直後の岡田彰布監督は壇上で「全国のファンの後押しを受けて、これからは新生タイガース、常勝タイガースのために、みんなで力を合わせてやっていこうと思う」と宣言した。

 ◆05年祝賀会 11月29日、大阪市北区のホテルで行われ、関西の各界著名人ら約1500人を招待。総費用は約1億円。祝賀アトラクションでは中村美律子による熱唱や和太鼓の生演奏など迫力満点のステージが繰り広げられた。あいさつに立った岡田彰布監督は「今年はチーム阪神タイガースとしての勝利だと確信しています。日本一は逃しましたが、来年は素晴らしい忘れ物を取りに行く。甲子園で大暴れしたいと思います」となどと意気込んだ。

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