楽天・安楽 パワハラ被害者は約10人 「本当に申し訳ない」と反省 被害者、ファンに直接謝罪を希望

[ 2023年11月30日 16:26 ]

パワハラ疑惑が浮上している安楽
Photo By スポニチ

 楽天は30日、安楽智大投手(27)をあす12月1日に公示される契約保留者名簿から外し自由契約とすると発表した。保留者名簿は30日がNPBへの提出期限だった。若手選手へのパワーハラスメント(パワハラ)疑惑の発覚を受け、本人への聞き取りや、関係者へのアンケートなどの結果を受け、この日森井誠之球団社長が会見し、パワハラ疑惑について「ほぼ事実」と認定した。調査継続のために一時的な退団扱いとするが、このまま退団となる可能性もある。

 球団顧問弁護士の稲垣勝之氏とともに会見した森井球団社長は「アンケート結果をもとにヒアリングを実施し、照らし合わせた上で調査確認を慎重に進めて参りました。報道がなされていた事象が、ほぼ事実と判明しました」と話し、複数の若手選手が被害を訴えたパワハラについて「ほぼ事実」と認定。

 森井球団社長は「本人は本当に申し訳ないと反省の弁を何度も述べております」とし、さらに安楽が「被害者やファンに直接謝罪したい」と希望していることも明らかに。球団としても今後、本人が会見で自ら謝罪する場を設けることも検討中だという。

 アンケートは137人に調査し、回答率は92%。直接の被害は約10人で、パワハラを“見た聞いた”という選手は約40人にのぼった。森井球団社長は「球団として見過ごすことのできない重大な事象」とし、安楽を契約保留者名簿から外すことを決断した。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年11月30日のニュース