ヤクルト　FA・石田に背番号「11」用意　高津監督「一緒のユニホームで」広島工の後輩獲得熱望

DeNAからFAの石田
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　ヤクルトが29日、DeNAから国内フリーエージェント（FA）権を行使した石田健大投手（30）と都内で初交渉した。

　4年総額4億円規模の契約を提示。背番号は「11」を用意したとみられる。83～95年の荒木大輔ら期待を集める投手が背負ってきた番号で、高津監督も06年に1シーズンのみ着用。小川淳司GMは約1時間の会談で「優勝するためのピースとして来てほしいという思いを伝えました」と明かした。

　チーム防御率3.66は12球団ワースト。オリックスからFA宣言し、日本ハム入りした山崎福争奪戦には敗れたが、投手陣の整備は急務だ。先発、中継ぎともに左投手は不足。先発では16年に9勝して通算37勝、中継ぎでは20年に25ホールドを記録し通算37ホールドの石田は、補強ポイントに合致する。

　球団納会後に取材に応じた高津監督は、広島工の後輩でもある石田について「タフ。高校でも鍛えられてますから。一緒のユニホームでプレーできたら」と獲得を熱望。宣言残留を認めているDeNAとの争奪戦を制する構えだ。