阪神・門別 目標は新人王 村上に続け!球団史上初2年連続の快挙へ直球磨く「平均150キロを目指して」

[ 2023年11月30日 05:15 ]

キャッチボールする阪神・門別(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・門別啓人投手(19)が、来季目標として「新人王」を掲げた。今季、高卒1年目から1軍で2試合に登板した超有望株。阪神から2年連続での獲得となれば球団史上初の快挙となる。

 「村上さんの(獲得した)新人王、いいなと思ったんで、獲りたいなと思っています」

 前日28日、都内で行われた「NPB AWARDS」で、同じ選手寮「虎風荘」に暮らす村上が同賞を受賞した。今季、9月15日、同30日の広島戦で計8投球回の門別は「前年まで1軍での登板イニング数が30イニング以内」で2年目の来季も資格を保持。称号を獲得するためのキーワードは「平均150キロ」だ。

 「(質のいい直球の)アベレージを上げたい。目標は平均150キロを目指しています」

 5回無失点に封じた9月30日の広島戦では直球主体の投球を展開し、1軍の主力相手でも十分に通用する手応えを得た。同時に自らの最大の持ち味を再確認。この日も鳴尾浜でブルペン入りして直球のみ約20球を投じ「とにかく真っすぐの質を意識して毎日キャッチボールしています。バットに当てられないストレートを投げたい。それを求めてやっていきたい」と話したように、今オフ最大のテーマは「直球」の精度向上。現在は自己最速が150キロだが、それを平均球速とすべくスケールアップに努める。

 今秋キャンプで岡田監督から「(ローテ入りも)当然(ある)やろ。開幕ローテも狙える力ある」と最大級の賛辞を受けた左腕。先発ローテ定着の先に、タイトルを見据える。“道産子”サウスポーが、大志を抱いて2年目に向かう。(石崎 祥平)

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