阪神・湯浅 前倒しで緊急昇格!救援陣フル回転で26日巨人戦から電撃復帰 岡田監督の起用法も注目

[ 2023年5月26日 04:00 ]

阪神・湯浅
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 右前腕部の張りで戦線離脱していた阪神・湯浅京己投手(23)が、きょう26日の巨人戦から緊急昇格することが25日、分かった。貯金14で2位に4ゲーム差をつけて独走態勢に入りつつある中、若き剛腕の“帰還”で首位固めがさらに加速しそうだ。

 当初は交流戦開幕に合わせ、きょう26日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で最終チェックする計画だった。急きょ前倒しでの昇格が決定。代役守護神を務める岩崎が直近8試合のうち6試合に登板するなど、ブルペン陣のフル回転が続くだけに救世主として期待される。首脳陣はリハビリのステップをクリアし、状態も万全であることを2軍サイドにも確認し、3試合早めての昇格を決断した。代わってブルペンに回ってからの2試合で制球難だった西純が登録を外れるとみられる。

 湯浅は3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では侍ジャパンの一員として世界一に貢献。2月からハイペース調整して帰国後も難しい調整を強いられた中、岡田監督から開幕守護神に指名された。DeNAとの開幕戦で幸先よくプロ初セーブを記録するなど7試合5セーブ、防御率0・00。期待に応える快投を続けながら、右前腕部の張りを訴えて4月16日に一時離脱した。

 2軍では完治を最優先して約10日間のノースロー調整を経てキャッチボールを再開。焦ることなく、着実にステップを踏み、17日の同中日戦で実戦復帰してから計3度の調整登板を消化した。

 湯浅が不在の1カ月強の期間もブルペン陣は結束を固め、リーグトップの救援防御率2・01を堅持。特に岩崎は抜群の安定感を誇り、訪れた8度のセーブ機会をすべて成功させてきた。岡田監督は湯浅の復帰後も岩崎の守護神継続プランを示唆しており、起用法にも注目が集まる。

【阪神・湯浅の離脱からの経過】
 ▽4月16日 右肘のコンディション不良のため登録外。
 ▽18日 鳴尾浜球場でリハビリ開始。視察に訪れた藤川球児SAと話し込む場面も。
 ▽25日 鳴尾浜球場でボールを使った練習を再開。
 ▽5月6日 ブルペンで連日の投球練習。安藤投手コーチは「期限を設けない方がいい」と改めて完治を優先させる方針を示す。
 ▽11日 鳴尾浜球場でブルペン入りし50球。「(球速は)145キロでした」と笑顔。
 ▽17日 ウエスタン・中日戦(ナゴヤ)で実戦復帰し先発して1回を3安打2失点。視察した岡田監督は昇格時期について「湯浅次第やな。日にちは決めていない」
 ▽20日 ウエスタン・オリックス戦(東大阪)で2度目の実戦登板に臨み、1回を3者凡退。
 ▽24日 独立リーグとの交流戦に登板。1回無失点で最速151キロをマーク。

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