ソフトB・大関 ピンチの連続も…踏ん張って3勝目「勝たせてもらった試合なので凄く感謝です」

[ 2023年5月24日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―2日本ハム ( 2023年5月23日    エスコンF )

<日・ソ>ガッツポーズで写真に納まる大関(撮影・高橋 茂夫)
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 本当の主役は3打点を挙げたソフトバンク4番・柳田だったが、ヒーローインタビューには大関が指名された。それはチーム関係者の誰もが左腕のこれまでの頑張りに感謝している表れ。大関は「野手の皆さんや中継ぎの皆さんに勝たせてもらった試合なので凄く感謝です」と今季3勝目を喜んだ。

 防御率1・84と安定した投球を続けていたが、打線の援護に恵まれず2勝4敗と黒星が先行。この日は柳田の犠飛で今季初めて初回に援護してもらったが、大関自身が苦しんだ。「リズムの悪い投球だった」と振り返ったようにピンチの連続だった。

 1―0の2回にはマルティネスに高く浮いた直球を捉えられ同点ソロを浴びた。2―1の5回1死一、二塁では万波にフォークを拾われて左前適時打されて、勝利投手の権利を手にする目前で同点に追い付かれた。

 6回に柳田が勝ち越しソロを放ち、大関に勝利投手の権利が復活した。苦労が報われた大関は「本当に“ありがとうございます”としか言えません」と感謝。6回から大津、津森、モイネロ、オスナの救援陣がパーフェクト継投を見せた。藤本監督は「大関は良くなかったけど要所、要所は抑えてくれた。勝ち星が付いてなかったけど、よく投げてくれていた。これで乗っていけるんじゃないかな」と左腕に勝ち星が付いたことを何より喜んだ。

 大関は「正直ほっとしています」と勝利の味をかみしめ、「リズムが悪い投球でもチームに勝たせてもらったので、次は長いイニングを投げられるように頑張る」と誓った。

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