西南大が8年ぶりの全国!安川が逆転3ラン 1日10時間の練習の成果発揮

[ 2023年5月24日 16:48 ]

九州六大学野球春季リーグ 優勝決定戦   西南大5―3北九大 ( 2023年5月24日    今津 )

<西南大・北九大>2回、逆転3ランを放つ西南大・安川(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 8勝2敗同士の優勝決定戦が行われ、西南大が北九大に5―3で勝利し、9季ぶり7度目の優勝を飾った。15年以来8年ぶりに「全日本大学選手権(6月5日開幕)」の出場権を獲得。初戦で天理大(阪神大学野球連盟)と対戦する。

 1点を追う2回に8番安川の大学1号となる逆転3ランが飛び出してリードを奪った。卒業した小中健蔵(西濃運輸)に代わって今季から三塁を守る中、大一番で仕事を果たした。「自分も打ってやろうという気持ちでした」と笑みがはじけた。3回、5回は犠飛で追加点を挙げた。

 西南大はリーグ終盤に失速することが多かった。「体力、気力を上げないといけない」と東和樹監督。冬場は1日10時間のトレーニングを敢行。(全体練習5時間、個人練習5時間)。リーグ戦は2連敗のスタートだったが、主将の福島に焦りはなく「(最終週の)5週目にベストが来るように」とチームをまとめてきた。成果もあり、2連敗から優勝決定戦も含めた9連勝で歓喜に浸った。

 先発した今季5勝のエース茶屋野は押し出しの四球を与えるなど9四死球と乱調。初回以外は毎回走者を出し9安打されたが、要所で踏ん張って3失点完投で胴上げ投手になった。全国大会に向け「九州六大学の代表としてプライドを持って相手にぶつかっていきたい」と腕まくりした。

 全国では西南大として初の1勝を目指す。主将の福島は「勝つことで西南の野球の良さを知らしていけたら」と誓った。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月24日のニュース