ミキハウス サヨナラ勝ちで準決勝進出 5番・島沢良拓が劇的3ラン&栗山拓巳が124球完投勝利

[ 2023年5月24日 17:12 ]

第94回都市対抗野球 近畿2次予選第1代表決定トーナメント2回戦   ミキハウス6―3日本生命 ( 2023年5月24日    シティ信金スタジアム )

チームの勝利に貢献したミキハウスの栗山(左)と島沢
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 3年連続4度目の本戦出場を目指すミキハウスが劇的なサヨナラ勝ちで、準決勝進出を決めた。3―3で迎えた9回1死一、二塁。5番・島沢良拓が右越えへ、サヨナラ3ランを放った。

 「外野の頭は抜けたと思いましたが、まさか入るとは。サヨナラ本塁打は野球人生で初めて。最高の気持ちです」

 1ボールから、真ん中内寄りの直球を完璧にとらえた。クラブチームのハナマウイを経て、今季から新加入。持ち味である長打力を、ここぞの場面で発揮した。「昨年まで2年連続の本戦出場。しっかり貢献して、3年連続出場の一員となれるように」。中軸としての役割を果たしても、気を緩めることは一切ない。

 貢献度の高さは、先発した栗山拓巳も同じだった。9回を7安打3失点。試合終盤は両足がつるアクシデントにも見舞われたが、124球で完投勝利を飾った。

 「粘っていれば打線が何とかしてくれると思って投げていました。競った展開でリリーフもしんどい場面だったので、最後まで投げきるつもりでした」

 カットボールとスプリットを織り交ぜ、徹底して低めをついた。捕手・井上大輔の配球もさえ、日本生命の強力打線を翻弄(ほんろう)。10年目を迎えた絶対エースは、今季も健在だ。

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