巨人・原監督 新エース戸郷完封に「新しい翔征だったな」「バッテリーの勝利」

[ 2023年5月24日 21:43 ]

セ・リーグ   巨人1―0DeNA ( 2023年5月24日    東京D )

<巨・D>完封勝利を挙げた戸郷(右)を迎える原監督(撮影・光山 貴大)
Photo By スポニチ

 巨人がDeNA戦(東京D)で今季初の1―0勝ち。5連勝のあとの連敗を阻止して再び貯金1とした。

 今季から主将も務める主砲・岡本和が2回、相手先発左腕・石田から先制の9号ソロ。このわずか1点を23歳の若きエース戸郷がプロ2度目の完封で守り抜いた。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――息の詰まる投手戦だった。

 「息は詰まっていませんでしたけど、そのような非常に緊張感のある両投手だったと思います」

 ――戸郷が127球、完封勝利。

 「今日は比較的、多い球種を使って投げていたなと。ちょっと新しい翔征だったなという感じはしていました。やっぱり安定感があったと思います。150キロを超えるストレートというものではなくね、非常に質の高いストレートと、そして少し変化するボールも使いながらね。非常に良かったと思いますね」

 ――8回終了で100球を越えていた。9回に送り出すときに迷いはなかったのか。

 「迷いがなかったというのはね、まぁ、本人と投手コーチとその気持ちという部分も含めてね。私の中ではもう行かせたかった。本人も行く!というところでのね、9回行きました」

 ――試合を決めたのは岡本和の一発。

 「見事な、バットのヘッドを生かした、バットをしならせたというかね。このところ、そういうバッティングが非常に目立つという点においてね、頼もしい限りですね」

 ――6回は丸が今季初犠打も2点目が奪えなかった。

 「あそこはなんとか(坂本)勇人がなんとかというところではありましたけれどもね。1、2番で1死三塁というシチュエーションを作れたのは非常に良かったと思いますね」

 ――今週は2位DeNA、首位阪神との6連戦。

 「1戦1戦、しっかりと戦うというなかで、ま、戦っていくということですね、はい」

 ――7回の攻撃で1点差だったら戸郷に任せるという考えだったのか。

 「あそこは2ウエーでした。大チャンスであるならばということも考えて、2死一塁という状況だったので行かせたということですね」

 ――1―0完封は価値がある。

 「非常に余力を残した、余力を持っているように見えましたね。何ていうか、それほど力まずにね、スピンの効いたいいボールを投げていた」

 ――大城卓もいいリードだった。

 「しっかりとピンチの場面でも3―2というカウントから三振を取り、セカンドで走者を殺して、あれも大きいしね。バッテリーの勝利だと思いますね」

 ――戸郷の成長は。

 「まだまだ、本人は若いわけだから。順調に大きくなっていってくれているなという感じはしています」

 ――ジャイアンツ球場で中田翔が実戦復帰。

 「明日から合流して、そして戦いの一団に戻るということは伝えておきます」

 ――試合前に岡本和がレフトの守備練習。

 「明日、楽しみに、そこはね。なんでもかんでも僕が答えるのもね」

 ――岡本和の勝負強さは。

 「全体的に打線は上がってきていると思います。守備というものも門脇が三塁に入ったことでチーム全体で守りのリズムを攻撃にというチームになってきているなと思いますね」

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月24日のニュース