【広島・中村貴と一問一答】初々しい初のお立ち台「う、う、打ちました」鯉党は歓喜「育成の星!」

[ 2023年5月24日 21:21 ]

セ・リーグ   広島6-2中日 ( 2023年5月24日    マツダ )

緊張した表情でヒーローインタビューを受ける中村貴(右)を見つめる(左から)九里、西川 (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島・中村貴浩外野手(23)が、24日の中日戦でうれしいプロ初の適時打を放った。

 5-0で迎えた3回、2死一、二塁だった。中日の先発・涌井から、5球目のシンカーを右前に運ぶ適時打。二塁走者のマクブルームが激走して本塁へ帰還し、これが初の適時打となった。

 中村貴は17日に支配下選手登録。前日23日の中日戦で通算10打席目でプロ初安打を放ったばかりで、この日も育成選手時代の背番号「123」のユニホームで出場していた。

 試合後は九里、西川と一緒にお立ち台に呼ばれたが、自身初のお立ち台ということもありガチガチに緊張。あまりの初々しさに、スタンドからは笑い声、2人の先輩も苦笑いしてしまう一幕もあった。

 一方でSNSでは鯉党の喜びの声も続々。「キター貴浩初打点!!育成の星!!」「中村貴浩君 初打点おめでとう」「現地観戦こいほー 中村貴浩選手初ヒーローインタビュー観れるなんて超最高」など、祝福の声が集まった。

 以下、中村貴とヒーローインタビューから。

 ―初めてのお立ち台。
 「うれしい気持ちでいっぱいです」

 ―少し照れ臭そう。打席とお立ち台、どちらが緊張するか。
 「こっちの方が緊張します」

 ―スタメン出場。試合前はどんな思い。
 「勝てるようにう、う、打ちました」(スタンドから笑い声も)

 ―適時打の場面を振り返ると。
 「ヒットを打てて良かったです」

 ―涌井投手が相手。初球から積極的に行っていたが。
 「はい、振っていきました」

 ―追い込まれてからの一打だった。
 「何とかバットに当てようという気持ちで打ちました」

 ―マツダスタジアムで2日連続プレー。前日は初安打。きょうは初適時打。いかがですか。
 「まあ、よ、よかったです…(隣から耳打ちされ)充実してました」

 ―ルーキーイヤーの5月にお立ち台に上がったが。
 「刺激がいっぱいあって、楽しい野球です」

 ―最後にファンに自己紹介がてらあいさつを。
 「支配下登録になりました、中村貴浩です。これからも頑張るので応援よろしくお願いします」

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年5月24日のニュース