阪神・岡田監督「あそこまで投げたら合格点」7回完全の村上交代に「みんなで完全試合いうのも頭よぎった」

[ 2023年4月12日 21:54 ]

セ・リーグ   阪神2―1巨人 ( 2023年4月12日    東京D )

<巨・神>力投する村上(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の継投策が裏目に出たものの、延長10回の近本の決勝打で何とか巨人に競り勝った。

 プロ3度目の先発マウンドとなった村上が、巨人相手に7回パーフェクトの快投を披露。ここまで84球で大記録がかかっていた村上は8回の打席で代打を送られて降板し、2番手の石井に託した。

 「試合前から(坂本)誠志郎さんとも『丁寧に投げていこう』と話をしていましたし、うまくリードしてもらいながら自分らしい投球ができたと思います。特に四球を出さずに投げられたことが一番ですし、テンポ良く投げることができてよかったです」と村上。だが、石井が先頭の岡本和に初球を左中間スタンドに放り込まれて同点となった。村上のプロ初勝利の権利も消滅。今季ここまで無失点を継続していた石井は、思わずマウンドでしゃがみこんだ。

 試合後、岡田監督は「初めてやったんでね、完全試合の継投というのは。あそこまで投げたら合格点。あとは後ろの勝ちパターンのピッチャーでね。みんなで完全試合いうのも頭によぎったんでね。あの1球はちょっともったいなかったけどね。(村上は)当然、次も先発やらさないといけない」とし、被弾の石井については「次は失敗のないようにしてくれたらいい」と話した。

続きを表示

2023年4月12日のニュース