西武・隅田 球団ワースト12連敗 プロ2勝目は遠く「次回は、次がないくらいの気持ちで」

[ 2023年4月12日 20:49 ]

パ・リーグ   西武3-5ロッテ ( 2023年4月12日    ベルーナD )

<西・ロ(2)>5回を投げ終えた隅田は汗を拭いながらベンチへ戻る (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の2年目サウスポー・隅田知一郎(23)が今季2試合目の先発。ロッテ打線に打ち込まれて今季2敗目を喫し、シーズンをまたいで12連敗。59、60年の田中喜八郎(当時西鉄)の11連敗を抜き、球団ワーストを記録した。

 昨年3月26日オリックス戦でプロ初登板初先発初勝利。最高のデビューを飾ったが、続く4月2日のロッテ戦から、年をまたいでこれで12連敗。21年、4球団競合のドラフト1位。昨年は1勝10敗に終わったが、打線の援護に恵まれなかったことも確かだった。11連敗中、先発した試合の平均援護点は1点に満たない。5日の楽天戦で今季初先発して6回3安打1失点と好投。打線の援護なく1-0で敗れた。「これからもチームメートを信じて粘り強く投げるだけ」とコメント。松井監督も「悔しいけど投手はよく粘ってくれた」と話したが、今季2度目先発の今回、6回途中降板し、で自責点5では不満が残る。

 隅田は「先頭打者に無駄なフォアボールを出したところから始まって、自滅してしまいました。常に打者に向かっていく気持ちを持ってマウンドに上がっていますが、自分でカウントを作っても、相手に有利なカウントに持っていってしまっているので、自分の有利なカウントのうちに、アウトを取ることができていれば、結果は変わっていたと思います。前回の楽天戦もそうですが、同じことの繰り返しになってしまっているので、次回の登板では、次がないくらいの気持ちで臨まなければいけないと思っています」と反省しきり。次回登板では背水の陣の気持ちでマウンドに上がる。

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2023年4月12日のニュース