阪神・岡田監督「打てんなぁ」 15年ぶり東京Dでの伝統の一戦に完敗 佐藤輝の“爆発”予言も不発

[ 2023年4月12日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神1―7巨人 ( 2023年4月11日    東京D )

<巨・神>9回、この日も無安打の佐藤輝にベンチの岡田監督(左)は厳しい表情(撮影・大森 寛明)
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 阪神・岡田彰布監督(65)は11日、復帰後初の巨人戦に大敗した。1次政権最終年だった08年の“10・8決戦”に敗れて以来の東京ドームで15年ぶりの「伝統の一戦」。中軸がふるわず、8回に42イニングぶりの適時打で零敗を免れるのが精いっぱいだった。特に佐藤輝明外野手(24)は打率・138まで落ち込み、5試合連続1得点以下の攻撃陣を嘆いた。 

 最後は巨人の一発攻勢に沈み、中盤までの接戦は大敗へと姿を変えた。因縁深い東京ドームでの指揮。好機もほとんどない展開で、岡田監督が自慢のタクトを振る機会は限られた。

 「(走者が)2人残ってクリーンアップで。(投手が)代わることは予想してるけど、そこでなんとかな、対応せんとあかんわな。打ち取られ方が悪い。はっきり言うて」

 ボヤくのも無理はなかった。白星を手にするワンチャンスがあったとすれば8回だ。中野のチーム42イニングぶり適時打で2点差に迫り、なお1死一、二塁で左腕・高梨から代わった田中豊に対し、ノイジーが遊ゴロ。続く2死二、三塁で大山は151キロの直球に押された二飛で不発だった。

 「打てんなぁ…。差し込まれてばっかり、ポップフライばっかりやもんな。差し込まれてのフライばっかりやもんなぁ」

 何度も嘆いたようにことごとく直球に差し込まれた。戸郷から初安打が生まれた4回無死一塁ではノイジー、大山、佐藤輝の3人がすべて直球に力負けの凡飛。中野は一塁にくぎ付けだった。本塁打が出やすい東京ドームでの“爆発”を予言した佐藤輝も4打席凡退で打率・138まで降下。復調の兆しを問われ、「そら、見えへん。見ての通りやんか、そんなん、お前」と渋い表情を浮かべるしかなかった。

 阪神監督として東京ドームのベンチに腰かけたのは08年10月8日以来だ。同率首位での最終決戦に敗れ、巨人が優勝を飾った2日後に辞任を決めた。15年前に刻まれた苦い記憶を佐藤輝、森下ら新生タイガースの躍動で上書きするはずが、今季初の伝統の一戦は宿敵に屈した。

 降雨コールドの零敗だった6日の広島戦を境に5試合連続の1得点以下。佐藤輝の処遇など打線の組み替えについて「それは分からん。いや、変えたくないとは言うてない」と含みを持たせた。開幕から不動の中軸に手を加えるのか。まずは、きょう12日の先発オーダーに指揮官の胸の内が表れそうだ。(遠藤 礼)

 <5戦連続1点以下>○…阪神は降雨コールドで敗れた6日の広島戦(●0―3)から5試合連続で1得点以下。チームでは昨季4月9日広島戦から14日中日戦にかけての5試合連続以来になる。12日も1得点以下なら、12年8月まで過去4度あった球団ワーストの6試合連続に並ぶ。

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