オリックス由伸&森が“初共演” 森「打たれた時に捕手の責任になる」

[ 2023年2月3日 07:00 ]

オリックスの森友哉(左)と山本由伸(撮影・井垣 忠夫)
Photo By スポニチ

 オリックス・山本が宮崎キャンプで2日連続のブルペン入り。西武からFA移籍した森を相手に、今キャンプ初めて捕手を座らせ、直球を中心にスライダー、フォーク、シュートを交えて35球の投球練習を行った。

 球宴でコンビを組んだことはあるが、同じユニホームでは初めて。投球後にはお互いに歩み寄り、時間をかけて意見交換した。
 山本は「やっぱりいい捕手だなって。勉強になるし、会話していても、すごくいいことを言ってくれる。自分にとっても、プラスな存在」と好感触。続けて「球のことや、フォームのこと。打者から見たらこう、捕手から見たらこうだったみたいな話とか。すごく的確なアドバイスをいただいた」と感謝した。

 一方の森はエースの実力を再確認した。西武時代は5年間で打率・217、1本塁打、2打点とほぼ完璧に抑え込まれ「めちゃくちゃ嫌な投手の1人だった」という。今回はミット越しに圧倒的な球威と精度の高さを実感し「球はめちゃくちゃ強かった。楽しみでもあるし、むしろ打たれた時に捕手の責任になるというのは、あると思う」と笑った。

 左足を低く、速く踏み出す新フォームについても「タイミングが取りづらそうだなという風に感じた」と太鼓判を押した。チームのカギを握る“MVPバッテリー”が、まずは好スタートを切った。 (中澤 智晴)

続きを表示

2023年2月3日のニュース