ネクストブレーク候補の巨人・京本 準Vセンバツで「人生変わった」 支配下へ大勢自主トレ同行で急成長

[ 2023年1月27日 19:14 ]

キャッチボールをする巨人・京本(撮影・小野寺 大)
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 センバツと同じように人生を変える。巨人育成2年目の京本眞投手(18)。大分・明豊のエースとして出場し、準優勝した21年大会を振り返り「センバツの悔しさがあったから頑張れた。(甲子園で)人生が変わった」と語った。

 準備の大切さを痛感した。「背番号1を貰っているのに準備の甘さがあった」と大会前に足首のじん帯を負傷。調整が万全ではなく、調子が上がらなかった。「自分が良かったら優勝できていたかもしれない」。苦い経験から多くを学んだ右腕は「センバツが一番良い経験」と今に生かしている。

 ライバルの存在もある。決勝では、同期入団の左腕・石田擁する東海大相模と対戦。6回途中から登板した左腕に圧巻の投球を見せられた。堂々としたマウンド姿は今も変わらず「勉強させられる。自信に溢れている」という。キャンプではともに2軍スタート。「負けられないなという気持ちが一番強い」と意識する。

 支配下昇格へ、周囲の期待も上昇中だ。自主トレは大勢に同行。午前5時から始まる新人王右腕の厳しいトレーニングに食らいついた。100キロだったデッドリフトは160キロになり、150キロだったスクワットも250キロとパワーアップ。ボールにも勢いが加わり、小林に受けてもらった際には「“絶対、今年くるから”と言ってもらえた」とお墨付きをもらった。

 開幕前の支配下昇格を掲げる1メートル89の長身右腕。「のんびりできないですね。一日でも早く活躍して、親孝行したい」。着々と力をつけている。(小野寺 大)

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