【センバツ】甲子園に「清原」再び! 慶応、和博氏の次男・勝児擁し聖地へ 清原家から38年ぶり

[ 2023年1月27日 15:43 ]

<センバツ発表>出場が決まり、歓喜の清原(中央)ら慶応ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 第95回選抜高校野球大会(3月18日から14日間、甲子園)の出場校を決める選考委員会が27日に行われ、21世紀枠から出場校が順次発表された。一般選考枠は記念大会に伴い、例年より4校増。東北、関東、東海、四国の4地区が各1校増となった。

 昨秋関東大会4強の慶応(神奈川)は、18年以来10度目のセンバツ出場が決まった。

 昨秋に初のベンチ入りで三塁レギュラーをつかんだのが清原和博氏の次男・勝児内野手(1年)だ。「清原家」としては父が1985年夏に踏んで以来の38年ぶりの聖地となる。勝児は1メートル75、81キロの体格で高校通算8本塁打。新チームの公式戦の全12試合に出場し、打率・400、2本塁打、14打点をマークしてきた。選抜出場当確ラインの関東大会4強進出に貢献した勝負強さは父親譲りだ。

 父はPL学園時代に5度出場した甲子園の全26試合で4番を担い、2度の日本一に導いた。史上最多の通算13本塁打をマークして「伝説」となり、「甲子園は清原のためにあるのか」の名実況も生まれた。「チームの勝敗の責任を背負うのが4番や」と口癖のように話した父。「どんな試合よりも一番覚えているのが甲子園」と教わったという。勝児はここまで2年間、慶応で公式戦での4番経験どころか、クリーンアップは一度もない。昨秋は7、8番など下位打線を担い、元来バントや右打ちなどの小技が武器だが、父が誰よりもこだわった打順「4番」の奪取を誓う。

 単位不足で2度目の1年生を過ごしており、規定で今夏までしかプレーできない。最初で最後の選抜大会となる。目標の「日本一」へ向かって練習に励む。

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