阪神・佐藤輝&中野 同期コンビが打点挙げれば無敗16連勝中 「来年はもっと」“不敗神話”継続誓った

[ 2022年12月24日 05:15 ]

アベック打点での連勝記録に意欲を見せる阪神・佐藤輝(左)と中野

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が23日、中野拓夢内野手(26)との“アベック打点神話”の継続を誓った。同期入団2人でそろって打点を挙げれば1年目から2年間にわたって無敗の16連勝中。ともに三塁と二塁の新ポジションを任される来季へ向けて守備の連係強化も掲げた。

 2人が初めて同じ試合で打点を挙げたのは、21年4月14日の広島戦(甲子園)だった。中野は2回に先制&決勝の右前打、佐藤輝は4回に右中間への2ランで記念の甲子園1号を飾り、難敵・森下を共闘で攻略した。以来アベック打点なら21年7試合、今季9試合で計16戦全勝。2年間にわたって築いた“不敗神話”の継続を佐藤輝は当然のように誓った。

 「2人同時というのは分かりませんが、みんなで打点を挙げて勝つのは重要なので。頑張ります」

 20年ドラフト1、6位で入団した同期。佐藤輝が2学年下でも、「一番仲がいいんじゃないですかね。同期入団で1軍で同じ時間を過ごしてきたんで…」と信頼を寄せ合った。

 「積極的に振っていく強気な打撃もそうですし、守備も彼にしかできない足運び、使い方を見せてくれるのでスゴく心強い。(中野が)塁に出て、しっかり僕たちが還すのが役目。来年はもっとできればいい」

 つながりを思い描くのは打撃ではない。来季は佐藤輝が三塁、中野が二塁に固定される方針。併殺プレーなど内野守備での連動も求められる。「2人とも新しいポジションなんで。しっかり練習して、連係プレーをやっていきたい」。岡田新監督の下で戦う新生猛虎の中枢を2人で担う覚悟がある。

 きょう24日のクリスマスイブを前にファンへの“プレゼント”を問われ、「それはアレしかないです。もち(ろん)アレ」と約束した。18年ぶりリーグ優勝と38年ぶり日本一の悲願達成には、3年目を迎える“テルタク”コンビの躍動が欠かせない。(阪井 日向)

続きを表示

2022年12月24日のニュース