吉田正尚の解禁即日レッドソックス合意　理由は「球場。長所生きる」ボラス氏「契約合意は新幹線のよう」

吉田の代理人ボラス氏（撮影・杉浦大介通信員）
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　レッドソックスと5年総額9000万ドル（約123億円）で基本合意した吉田正尚外野手（29）の代理人を務めるスコット・ボラス氏が7日（日本時間8日）、カリフォルニア州サンディエゴのホテルで日本報道陣の取材に応じた。

　現地午後10時（同午後3時）過ぎから行われた囲み取材でボラス氏は「吉田は素晴らしいメジャーリーグの選手になっていく。ポスティングされた際には多くのチームが即座に興味を示した」と説明した。その上で「我々は彼が成功でき、メジャーに順応できる球場を選んだ」とレッドソックスを選択理由を話し、適しているとした理由には「彼の長所があの球場（フェンウエーパーク）で生きることがわかっていて、チームも同じだった」と説明した。

　吉田への吉報は時差を考え日本時間午前7時にモーニングコールした内情を明かし「彼が目を覚ましたとき、私が言っていることは夢だと思ったようだ」と笑わせた。交渉解禁即日に電撃合意できたことには「日本へ行った時に最も驚くべきことに感じたのは新幹線だった。吉田の契約合意は新幹線のようで通常より2倍、3倍と早かった」と上機嫌で話した。ボラス代理人によれば、吉田は近く渡米の予定でボストンで身体検査を受けた後に正式契約、入団発表となる見込みという。