慢性腎臓病だったことを公表したDeNA・大和 もうひとつの闘魂プレー

[ 2022年12月2日 16:52 ]

 契約更改でも明るさを忘れないDeNA・大和
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 DeNAの大和内野手(35)が幼少期から慢性腎臓病(CKD)を患っていることを公表した。

 持病を抱えてプロで17年戦ってきたという。「朝起きて手足がむくんでいたり、普通の人が感じられないことを感じていた」。それでも病名が明らかになったのも遠い過去の話ではなかった。

 「(幼稚園の)年中か年小のとき手術で細胞を取って検査して、それで病名をちゃんと付けられず、プロ1年目のオフにも同じような手術をして、でまあ病名付けられずという感じですね」

 食事制限などは続けているが有効な治療法はないといい、「数値(クレアチニン)は年齢とともに上がって悪くなっていく」と明かしたが、それでも同じ病気の子供たちに勇気や希望を与えるために公表した大和に悲壮感はない。「まだ決めていないが、今後は社会貢献として取り組んでいきたい」。阪神、DeNAで攻守に輝きを見せてきた大和。通算1394試合のゲームの裏で、もうひとつの戦いを続けていた。

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2022年12月2日のニュース