阪神・藤浪にDバックス、Rソックスが興味 MLBポスティング受理、運命の45日間始まる 

[ 2022年12月2日 05:15 ]

ポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を目指す阪神・藤浪
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 阪神は1日、藤浪晋太郎投手(28)のポスティングシステムによる移籍交渉の手続きを、メジャーリーグベースボール(MLB)へ申請し受理されたことを発表した。

 藤浪は球団を通じて「ここからようやく本格的にメジャー挑戦に向けた動きが始まるという期待感と、一抹の不安があるというのが今の正直な思いです。ポスティング申請に至るまで様々な面で携わっていただいた方々に感謝の思いを持って、しっかりと良い話ができるようにしていきたいと思います」と心境を吐露。交渉期間は米国時間の12月1日から45日間となっており、獲得を希望する全球団と話し合いの場を持つことができる。

 11日1日から申請は可能だったものの、MLBの移籍市場を慎重に見極めてきたこともありこのタイミングとなった。代理人のスコット・ボラス氏は11月上旬のGM会議で「スプリットと速球を持つ投手は限られている。需要は大きい」とコメント。投手市場に「藤浪晋太郎」が登場すれば獲得へ名乗りを挙げる球団が出てくる可能性を示唆していた。

 そして、この日までにダイヤモンドバックス、レッドソックスが興味を示していることが判明。ダイヤモンドバックスは今季、エースのゲーレン、13勝のケリー、ベテランのバムガーナーがいるが、4番手以降は不透明。レッドソックスもエース格のイオバルディ、ワカ、ヒルと先発ローテの中心3人がFAという状況だ。両球団とも先発投手が不足しているチーム事情とあって、先発でのメジャー契約を目指す藤浪はマッチしそうだ。

 藤浪はこの日、鳴尾浜と甲子園で自主トレ。前日までは1泊2日で先輩・岩貞と福岡を訪れて肩肘のメンテナンスを行った。岩貞が師事する元ソフトバンクでトレーナーの馬原孝浩氏にチェックしてもらい「肩すごいいじってもらったんですけど良い状態で。オフしかできないこと」と充実の時間を振り返っていた。

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