ソフトB・津森「鉄腕ロード」歩む! 尊敬する森の7年連続50戦登板が目標「ノルマだと思う」

[ 2022年12月2日 05:00 ]

アップ更改し巨大ハンコを手に笑顔を見せる津森(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンクの津森宥紀投手(24)が1日、ペイペイドームで契約更改交渉に臨み、1100万円増の4100万円でサインした。今季は自己最多51試合に登板し4勝6敗、防御率2・91でプロ初セーブをマーク。順調なステップアップをみせる変則右腕は森唯斗投手(30)が記録した7年連続50試合登板を目標に鉄腕ロードを歩んでいく。(金額は全て推定) 

 新たなスタートラインに立った。津森は3年目の今季、目標に掲げてきた大台の50試合登板に到達。次に見据えるのはシーズンを通した勝利の方程式入りと、20年まで7年連続50試合登板を達成したきた森の「鉄腕ロード」だ。

 「森さんは尊敬しますね。自分も頑張って毎年、50試合登板を続けたい。そこはノルマだと思う。まずは1軍にいないと無理なので1年間、勝ちパターンで投げることが新しい目標」

 今季は開幕から故障やコロナでの登録抹消は一度もない。救援陣では津森とモイネロだけがシーズンを完走し、自己最多51試合登板で4勝6敗、防御率2・91、18ホールド。登板数と勝利、ホールドでキャリアハイをマークしてプロ初セーブも刻んだ。交渉では「しっかり評価してもらった」と1100万円増の4100万円でサイン。「前半はいい感じで勝ちパターンに入れていたけど、後半は状態が落ちてしまった。そこは反省しないといけない」と収穫と課題を挙げた。

 求めるのはパフォーマンスの安定性。特に下半身強化に重点を置き、オフはペイペイドーム周辺の砂浜ダッシュで徹底的に追い込んでいく。来季は元守護神の森、「8回の男」に君臨した藤井らが先発転向の方針。勝ちパターンでの救援が期待される変則右腕は、同じくサイドスローで師と仰ぐ又吉に弟子入りを志願した。

 来年1月に筑後のファーム施設で合同自主トレを計画しており、「やっぱり経験があるサイドスローの方。どういう練習をしているのか気になる」。変化球の精度アップと安定した出力を追求していく。ライバルではあるが、NPB実働9年で通算431試合登板を誇るタフネス右腕の極意を吸収して、4年目の来季もフル回転するつもりだ。(福井 亮太)

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2022年12月2日のニュース