ヤクルト・村上　ファッション誌表紙でモデルデビュー「恥ずかしい」もスーツびしっ

ファッション誌「MEN’S　EX」の表紙に登場したヤクルト村上宗隆
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　「村神様」はスーツも似合う。ヤクルト・村上宗隆内野手（22）が、16日発売の「MEN’S　EX　winter2023」（Begin刊）で、ファッション誌の表紙に初登場。「ファッションモデル」として、デビューを飾る。

　同誌からのオファーのきっかけは今年活躍した人に贈られる「スーツ・オブ・ザ・イヤー2022」のスポーツ部門を初受賞したこと。同時に「胸板が厚くスーツを格好良く着こなせる」（平沢香苗編集長）との理由で選ばれた。あまり経験のない撮影に「恥ずかしい」と最初ははにかんでいたというが「スーツを着ると、気持ちが引き締まる」と堂々とフレームに納まった。

　村上はタイトルを獲得するごとに、ベテラン青木からスーツをプレゼントされている。3冠王に輝いた今季はすでに3着をオーダー。一方で今回の撮影では自身の好きな色で、球団カラーの緑でオーダーしたこだわりのモスグリーン。バットを手にしての撮影では硬かった表情が一変し、平沢編集長は「自分でポージングをしてくれて、表情も戦う男の顔になりました。高いところへ挑戦している貫禄とオーラが違う。でも、お肌はツルツルでした」と明かした。

　今季は日本選手最多の56本塁打をマークし、令和初、史上最年少の3冠王にも輝いた。頼もしい姿からファンの間で定着した「村神様」が「新語・流行語大賞」の候補30語に選出されるなどシーズン終盤はプロ野球界の話題を独占した。受賞ラッシュのオフにファッション誌でもデビュー。村上は誌面でのインタビューで「もう一度、3冠王に輝きたい」と力強く語っている。

　≪コミッショナー特別賞「3冠王」など3部門受賞≫日本野球機構（NPB）は今季の特別表彰を発表。ヤクルト・村上が「3冠王」「5打席連続本塁打」「シーズン56本塁打」の3部門でそれぞれコミッショナー特別賞に選ばれた。同賞の複数受賞は史上初で賞金は各50万円。完全試合を達成した4月10日のオリックス戦でプロ野球記録の13者連続奪三振、同タイ記録の19奪三振をマークしたロッテ・佐々木朗が同じくコミッショナー特別賞、パ・リーグ特別賞。リーグ優勝のヤクルト・高津監督、オリックス・中嶋監督が最優秀監督賞に選出された。