落合博満氏が語るアライバ 「ヒットエンドラン」でも「ランエンドヒット」でもない極意

[ 2022年11月16日 17:05 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が16日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。中日監督時代に主に1、2番を担った荒木雅博氏(45)、井端弘和内野手(47)の関係性について語る場面があった。

 中日監督時代について、荒木、井端について「いや、(サインで)エンドランかけてなくても、ランエンドヒットの形になるっていうケースも結構あったんでね。あの(荒木と井端の)1、2番に関しては。だから、スタートが良くて打って行った、スタートが悪くても打っていって一、三塁になるっていうケース、結構あったと思うよ」と振り返った。

 さらに落合氏は「お互いサインなしで、打ったり打たなかったりっていうこと。だから解説者は“ヒットエンドランですね”とか、“ランエンドヒットですねとかって言うけど、そういう次元の話ではもうない」と打ち明けた。スタッフが「それくらい自由にさせられてたってことですか?」と問い直すと「まぁ、ある時期までね」と語った。

 「荒木は最後まで自由に走らせてたけど、井端は途中から自由にはさせなかったね。(井端の)脚力が落ちてきた」と落合氏。二遊間を組んだ2人の守備面だけでなく、攻撃面でも大きな信頼を寄せていたことを示すエピソードといえそうだ。

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