阪神・及川、新球フォーク習得に着手 先発再転向へ「決め球は多ければ多いほど良い」

[ 2022年11月16日 05:15 ]

ブルペンでフォークを投げる及川(撮影・大森 寛明)
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 阪神・及川が、新球のフォーク習得に着手した。直球を中心に65球を投じたブルペンで試投。「なるべく早く、ものにしたいという思いはあるので、早く固定できるようにやっていきたい」と意気込んだ。

 先発に再転向する来季。そのために必須の落ちるボールはツーシームも持ち球としてあるものの、「(先発へ向けて)奥行きを使ったボールを試している。決め球は多ければ多いほど良いと思いますし、投球の幅も広がる」と意図を説明した。まだ初期段階。今後は握りなども変えながら自身に合った“ベストフォーク”を探っていくつもりだ。

 何より今は、2段モーションの封印など、フォームを一から見直している段階にある。「(今までは)フォークを投げられる状態じゃなかった。今日はバランス良く投げられたのでフォークを投げてみようと思った」。この日は前クールで、あえて折らずに投げていた軸足の左足を修正。「意識を変えてみた。(以前から)曲げないと投げられないタイプ」とマイナーチェンジして好感触を得た。

 「(フォームは)今日は良かったですけど、続けられるかが問題。(修正の進ちょく状況は)五分五分ですかね」。試行錯誤の日々が、飛躍の土台となる。(遠藤 礼)

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2022年11月16日のニュース