ロキテクノ富山、悲願の都市対抗初出場 元阪神・藤田太陽監督「守り勝つ野球を徹底していきたい」

[ 2022年6月5日 15:26 ]

都市対抗野球大会北信越地区2次予選代表決定戦   ロキテクノ富山8―0千曲川硬式野球クラブ ( 2022年6月5日    長野オリンピックスタジアム )

<ロキテクノ富山・千曲川クラブ>スタンドの応援団に手を振る藤田監督
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 元阪神の藤田太陽監督(42)が率いるロキテクノ富山が5日、悲願の都市対抗初出場を決めた。代表決定戦で千曲川硬式野球クラブに8―0で快勝。企業チーム昇格2年目にして、ついに東京ドームへとたどり着いた。

 「ホッとしました。チームが強くなってきている手応えがあるなか、JABA大会では紙一重を埋められずもがいてきました。ですが、大会前に細川コーチ、水田コーチ、伊東ヘッドが練習をいろいろ工夫してくれて、いい状態になれた。これまで雲の上だったバイタルネットさんに初戦で勝って選手は自信をつけてくれました」

 勝利の瞬間、思わず号泣した。前身のクラブチームに外部コーチ兼選手として入団したのが15年12月。ヘッドコーチを経て、企業チームとなった昨春から監督に就任してチームを強化してきた。

 守備からリズムをつかむ野球を、大一番でも貫いた。2日の初戦から3試合連続登板となるエース右腕・飯塚亜希彦が、毎回の13三振を奪い1安打完封。打線も6回に5安打を集中させ、一気に試合を決めた。

 「細かいところで足りない部分はたくさんありますが、ピッチャー中心に守り勝つ野球を徹底していきたい」

 夢にまで見た大舞台。手塩にかけて育ててきた選手たちとともに、全国へ向かう。

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2022年6月5日のニュース