南三陸で楽天2軍戦開催 3年ぶりの試合に2097人湧かせる

[ 2022年6月5日 22:19 ]

イースタン・リーグ   楽天2―2巨人 ( 2022年6月5日    宮城県南三陸 )

<イースタン  楽・巨>2019年以来3年ぶりに南三陸町で行われたイースタン公式戦(撮影・沢田 明徳)
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 イースタン・リーグの楽天―巨人戦が5日、宮城県南三陸町の「楽天イーグルス平成の森球場」で行われた。南三陸での2軍戦開催は2019年以来3年ぶり。

 前日の岩手県陸前高田市に続く、東日本大震災の被災地での一戦。試合は2―2で引き分けたが、途中出場した楽天・岩見が6回に左翼席への同点ソロを放つなど、2安打2打点。2097人の観衆を沸かせ「ファンの方に(ホームランボールを)受け取ってもらえて喜んでもらえたと思う」と話した。

 始球式を務めた少年野球チーム・南三陸野球クラブの菅野滉太さん(11)は緊張してワンバウンド投球に「悔しい」と話しつつも「普段練習で使っている球場にプロ野球選手が来てくれるのはうれしい」と喜んだ。

 震災後、南三陸町の人口減少や少子化で町内の少年野球チームは5チームから南三陸野球クラブの1チームになった。チームの阿部勉監督(54)は「復興は進んでいるけど、子どもの数は少なくなっている」と話し、少年野球チームの増加や町の活性化を願った。

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2022年6月5日のニュース