楽天・浅村 起死回生の逆転9号2ラン 連敗3で止める一撃に「今日はいい仕事ができた」

[ 2022年6月5日 18:26 ]

楽天-DeNA   楽天-DeNA ( 2022年6月5日    横浜 )

<D・楽>9回、2ランを放つ浅村(撮影・島崎忠彦)
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 こん身の力で叩いた打球は、右中間スタンドへと一直線にはじけ飛んだ。4-5の9回1死一塁、楽天・浅村はDeNA守護神・山崎の投じた140キロを豪快にしばき上げた。「チームが勝ててなかったので責任を感じていましたし、こうやって自分の一振りで勝てて、今日はいい仕事ができたと思います」。チームの連敗を3で止める値千金の9号逆転2ラン。試合後のインタビューで主砲は誇らしげに胸を張った。

 先発・則本が今季ワーストの10安打を浴びながら、5回3失点と粘りの投球。通算100勝の権利を手にしてマウンドを降りた。しかし4-3の7回、3番手・西口が3安打を集められて逆転を許す。DeNAの継投を攻略する糸口のないまま迎えた最終回だった。負ければ、今季3度目の4連敗。「最高の形になったのと、チームが勝ったことが良かった」。暗雲を振り払ったのが浅村だった。

 浅村が本塁打を放った試合は、チームは7勝1敗1分け。主砲の一発は勝利に直結する。「いいきっかけにしないといけないと思いますし、何とかいいきっかけにしたいと思う」。交流戦4カードを終え、5勝7敗。残り6試合に向け、最高の形で弾みをつけた。

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