広島・佐々岡監督 3連敗でついに今季初の貯金0 乱調の塹江に「ストライクが入らないと勝負にならない」

[ 2022年6月5日 18:33 ]

交流戦   広島2-5オリックス ( 2022年6月5日    マツダ )

<広・オ>7回に登板するも塹江が連続四球を与え厳しい表情の佐々岡監督(左) (撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 広島は、5日のオリックス戦に2-5で敗れ、これで3連敗。開幕6連勝でスタートした今季だったが、今回の3連敗でついに今季初の勝率5割で貯金0となり、最大「7」あった貯金を全て吐き出してしまった。

 試合後に佐々岡監督は、打線が得点を奪っても勢いづかない現状に「最少得点差でも勝ち切っていかないと。点を取った直後の失点が目立っている。だからこそ、こういう結果になっているだろうし」と、投打の歯車がかみ合わないことに言及した。

 試合は1-1の6回に坂倉が勝ち越しの適時二塁打を放ったが、7回から登板した2番手の塹江が乱調。先頭のT-岡田をストレートの四球で歩かせ、犠打を狙った伏見に対しても四球を与えてしまった。2四球でピンチを残すと、3番手のケムナが無死満塁から安達に逆転となる2点適時二塁打。さらに福田にスクイズ、宗には三塁線への適時内野安打を許し、この回4失点して流れを手放した。

 塹江について、佐々岡監督は「相手の打者を見て、流動的にというのは決めている中で塹江で行きましたけど、ストライクが入らないと勝負にならない。そういう投手を出したのはこちらの責任」とだけ話した。

 これでオリックス戦は3連敗。18年から続く同戦の連敗記録はついに「12」まで伸びた。試合前には不調のエース大瀬良と、下半身のコンディション不良に見舞われた西川が出場選手登録抹消となる緊急事態で、弱り目に祟り目といった苦境だ。

続きを表示

この記事のフォト

2022年6月5日のニュース