MLB史上初の快挙!ガーディアンズの新星クワン デビューから4試合連続3度以上出塁

[ 2022年4月12日 10:00 ]

ガーディアンズのルーキー、スティーブン・クワン(AP)
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 ガーディアンズのルーキー、スティーブン・クワン外野手が、4月11日(日本時間12日)カウフマンスタジアムでのロイヤルズ戦で、8回走者一掃の三塁打を放ち10対7の勝利に貢献した。

 外野3人が左寄り(レフト側)に守っていたが、真ん中カーブを引っ張り右翼線に。「投げた球が甘かったが、守備のいないところに打った。この子は特別」と地元解説者が絶賛した。クワンはこの試合、他に2度四球で出塁しており、メジャーデビューから4試合連続3度以上出塁は、史上初の快挙となった。4試合で15度出塁も記録の残る1901年以降では初めて。

 クワンはカリフォルニア州出身の24歳。オレゴン州立大でプレーした後、18年のドラフト5巡でプロ入り。去年11月に40人枠に入り、オープン戦の活躍で開幕ロースター入りを勝ち取った。左投げ左打ちで、175センチ77キロと体は小さく、始動で右足を高く上げるが、そこから確実にバットにボールを当てる。

 AP通信によると、昨季終盤最後に三振を喫してから、3A、今春のオープン戦、メジャーと72打席連続三振なし。メジャー4試合では26回バットを振ったが空振りもゼロ。13打数9安打で打率は・692だ。パワー重視の近年のメジャーでコンタクトヒッターへの評価は低くなっていたが、果たしてアジア系の新星クワンは新たなトレンドを作るきっかけとなるか。

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