いきなり屈指の名門対決実現!30年ぶり「天理VS星稜」、ゴジラ松井の決勝失策以来

[ 2022年3月5日 05:30 ]

18日開幕 第94回選抜高校野球大会 組み合わせ決定

対戦が決まった星稜の佐々木主将(左)と天理の戸井主将
Photo By 代表撮影

 天理・戸井零士主将(2年)が先に22番を引き、8校後だった星稜・佐々木優太主将(2年)が隣の21番を引いた。天理が春夏通算78勝なら、星稜は同33勝。初戦から屈指の名門校対決が決まった。

 選抜に限れば92年の準々決勝以来、2度目の激突。前回は天理が5―1で競り勝った。星稜は4番三塁の松井秀喜が8回に痛恨の決勝失策。1学年下の林和成現監督も、2番遊撃で出場していた。30年ぶりの再戦で注目される。

 天理・戸井は「チームのスローガンに“つなぐ”を掲げている。一つのアウトや1点をつなげていくのが持ち味。一戦必勝で日本一を目指したい」と意気込んだ。昨秋の近畿大会準々決勝では今大会にも出場する市和歌山・米田から左越え本塁打を放ち、プロからも注目される右の強打者。昨春選抜でも4試合(計11打数1安打)を経験し、「強いライナーで外野の頭を越すのが長所。それを見せたい」と聖地帰還を心待ちにした。

 対する星稜は林監督が今大会限りで退任。捕手としてもチームをまとめる佐々木は「しっかり自分たちの野球をして勝ちたい。投手がよくて、守備力が高い。団結力を見てほしい。必ず監督を“日本一の男”にしたい」と誓った。

 《春夏通算1勝1敗》星稜と天理の対戦は92年春の準々決勝(天理5―1星稜)以来30年ぶり。ちなみに夏は76年の3回戦で対戦し、星稜が3―2で天理を撃破。春夏通算1勝1敗で、今回が3度目の対戦となる。

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