市和歌山の149キロ右腕・米田「抑えるイメージできている」、花巻東・麟太郎斬りに自信

[ 2022年3月5日 05:30 ]

18日開幕 第94回選抜高校野球大会 組み合わせ決定

市和歌山・米田天翼

 市和歌山の最速149キロ右腕、米田天翼(2年)は「抑えるイメージはできている」と言い切った。花巻東・佐々木麟太郎との初戦激突が決定。「1年生の佐々木選手ら破壊力のある打者がそろっていると思う。そういう打者を抑える練習を冬にしてきた。ストレートの強さと質を求め、それ以上に低めのコントロールを磨いてきた」と胸を張り、対決の日を心待ちにした。

 副主将でもある右腕は、松村祥吾主将(2年)の代役で組み合わせ抽選に参加。今大会の「投の顔」として注目打者との対戦を自ら引き寄せた。今春卒業した旧チームのエースが同じ右の本格派、小園健太(DeNA1位)。「テンポの良さ、変化球の精度、マウンドさばき…。すべての要素がそろっている。見習ってやってきた」とうなずいた。

 「自分たちの野球は最少失点に抑え、相手より1点でも多く取ること。ロースコアの試合をモノにできるように泥くさくやっていきたい」。名に持つ翼を、大舞台で羽ばたかせる時が来た。

 ◇米田 天翼(よねだ・つばさ)2005年(平17)2月13日生まれ、大阪府岸和田市出身の17歳。城東小1年から岸和田サウスジュニアーズで野球を始め、2年から岸和田ストロングスへ。山直中では貝塚シニアに所属。市和歌山では1年秋からベンチ入りし2年秋からエース。1メートル75、81キロ。右投げ右打ち。

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2022年3月5日のニュース