巨人のローテ候補に明暗…大荒れの戸郷＆高橋に原監督が苦言「心配している2人がブルペン通りの投球」

練習試合   巨人1―6楽天 （ 2022年2月24日    沖縄セルラー ）

＜巨・楽＞6回2死一、二塁、和田恋（奥）の打球が戸郷を襲う（撮影・河野　光希）
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　開幕を1カ月後に控え、巨人の先発ローテーション候補の明暗が分かれた。

　8回から登板した20年ドラフト2位の山崎伊は、楽天打線を相手に2回完全投球。実戦では3試合目の登板で「今日が一番、良かった。強いボールが投げられた」と満足げだった。先頭の田中和をシュートで空振り三振。辰己も146キロ直球で見逃し三振に封じた。実績ある打者を抑えたが「（田中和へのシュートは）もっと横にクッと曲げたい。ツーシームっぽくなってしまった」と反省も忘れず。先発した育成の堀田も2回2安打1失点と及第点で「しっかり勝負できたところは良かった」とうなずいた。

　1軍登板経験のない両右腕が結果を残す一方で、昨季チームトップの11勝を挙げた高橋は3回5安打1失点。同9勝の戸郷は2/3回を5安打、2四球4失点と大荒れで、和田の打球を内転筋に受けて降板するアクシデントも。原監督が「心配している2人がブルペン通りのピッチング」と苦言を呈すと、桑田投手チーフコーチも「ジャイアンツのローテーションを任せられる内容ではない」と厳しい評価で奮起を促した。（花里　雄太）