楽天の西川が“1番の仕事” 待望のリードオフマンが2打席連続出塁で2盗塁2得点

[ 2022年2月25日 05:30 ]

練習試合   楽天6―1巨人 ( 2022年2月24日    沖縄セルラー )

<巨・楽>初回無死、二盗を決める西川(撮影・河野 光希)
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 楽天の新リードオフマンが持ち味を存分に発揮した。巨人との練習試合に「1番・DH」で出場し、1安打1四球の2打席連続出塁に、2盗塁2得点。新天地での初安打&初盗塁&初得点で、存在感を示した。

 「凄く良かった。打席を重ねるごとに実戦感覚も戻っている」
 鮮やかな先制攻撃だった。初回、先頭で初球の甘い直球を右前に運ぶ実戦初安打。すぐさま初盗塁となる二盗を決めると、2死一、二塁から5番・小郷の右前打で俊足を飛ばして生還した。3回も先頭で四球を選んで再び二盗に成功。2死二塁から4番・和田の右前でホームを踏んだ。どちらも同じパターンでの得点を生み出した。

 4年連続でリーグワーストだった昨年のチーム盗塁数は45、1番の7盗塁もリーグ最少だった。中軸には浅村や島内らポイントゲッターが控えているだけに、西川は効果的な得点力向上や近年の課題だった1番固定に不可欠な存在。石井監督も「(西川)遥輝を二塁に置くことでワンヒットで点が入る。やるべきことをしっかりやってくれている」と目を細めた。

 一塁上では昨年まで日本ハムで同僚だった中田と言葉を交わす場面もあった。西川はリードオフマンの役割について「やりがいや責任感が生まれる。良い打者が多いので勢いづけられれば。求められているところはそこだと思うので」と言い切る。高い出塁率と俊足を武器にするスピードキングが「犬鷲打線」に化学変化をもたらしそうだ。(重光 晋太郎)

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2022年2月25日のニュース