オリックス・紅林「想像を超えていた」4倍増で更改 来季シェイプアップで目指す3割20発10盗塁

[ 2021年12月7日 05:30 ]

契約更改で4倍上がりましたと笑顔でポーズする紅林(撮影・後藤 正志)
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 オリックス・紅林弘太郎内野手(19)は6日に大阪・舞洲の球団施設で交渉し、720万円から4倍増の年俸2880万円で契約を更改した。

 「とてもいい評価をしてもらいました。4倍です。自分の想像を超えていました」

 高卒2年目で球団初の10代での開幕遊撃をつかみ、136試合に出場。打率・228、10本塁打、48打点を残し、同じく10代では球団史上初の2桁本塁打を記録するなどレギュラーに定着した。25年ぶりリーグ優勝の原動力になっても、目指す理想は高い。

 「優勝してよかったけど個人としては悔しいシーズンだった。来年は遊撃で143試合出たい。本塁打も20本以上、打率も3割以上。目指さないと到達できないですから。盗塁もたくさんしたい。盗塁王を目指して…うそです。2桁を」

 打撃技術と守備力向上を図る一方、100キロ前後の体重を90キロ台前半に絞り、走力も兼ね備える「ニュー紅林」への進化を期した。今季2盗塁でも、走力はもともと高い。公称1メートル84、94キロで、50メートル走6秒2。昨オフに増量したことで「野手ではT(岡田)さんと同じくらい遅くなっちゃいました」と笑い、「遊撃を守る上で軽い方がいいですし、体にキレも出ると思うので打撃も問題ないと思う」と青写真を描いた。

 「打撃も守備も力のなさを痛感した。来年は2倍、3倍とレベルアップした姿を見せられるように」。リーグ連覇、そして日本一へ。オリックスの次代を担う19歳には、伸びしろしかない。(湯澤 涼)

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2021年12月7日のニュース