オリ・杉本 キング独走30号 逆転勝ちで2位ロッテと1.5差 最短12日にマジック点灯

[ 2021年10月8日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4ー3日本ハム ( 2021年10月7日    京セラD )

<オ・日(22)>3回2死、杉本は同点のソロ本塁打を放ちポーズを決める(撮影・後藤 大輝)
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 「邪魔するやつは指先ひとつでダウンさ~」と言わんばかりの一振りだった。オリックスのラオウこと杉本が、左手一本でバックスクリーン左へ放り込む30号ソロ。劣勢をはね返す世紀末覇者の一撃で、首位をキープした。

 「(指のどこに力を入れるのか?という問いに)指ですか? いや腕はいつも力を入れないようにしていて、少し泳がされたんですけど、バットのヘッドを返さないで、しっかり打てたと思います」

 1―2の3回2死無走者。「安打というよりは長打、というイメージで打席に入りました」。1ボール2ストライクからの4球目、伊藤の外角高め152キロ直球をフルスイング。最後は左手一本で、日本人離れしたパワーを証明する痛烈な打球は、中堅手の頭上を軽々と越え中段席へ着弾。球団の日本人右打者では90年に37本塁打を放った石嶺和彦以来31年ぶりの大台到達だ。

 ソフトバンク・柳田に3本差としリーグトップを独走。タイトル獲得となれば、球団では10年33発のT―岡田以来、日本人右打者に限れば阪急時代の73年に球団記録の43本を打ち立てた長池徳二以来48年ぶりの偉業となる。黄金期を支えた「ミスターブレーブス」は同郷で、快進撃の主役と重なる。「同じ徳島の先輩に肩を並べられるように、頑張りたいです」と意気込んだ。

 状況次第では首位陥落の可能性があった正念場で接戦を制し、楽天に敗れた2位・ロッテとのゲーム差を1・5に広げた一発は大きな価値がある。杉本は「まだT(―岡田)さんの33本に負けているので。果てしない数字だなと思っていましたが、残り試合も少ないですが、あと3本なので。33を超えたら、Tさんに偉そうに話せるかな」と冗談交じりに笑った。四半世紀も遠ざかる頂点へ、ラオウが覇道を遂行する。(湯澤 涼)

 ○…首位のオリックスが勝ち、2位のロッテが敗戦。ゲーム差は1.5に広がった。オリックスの最短マジック点灯日は12日で、あす9日のソフトバンク戦から12日のロッテ戦まで3連勝、その間にロッテが今日からの日本ハム戦に3敗ならM6、2敗か1敗2分けならM7が出る。ロッテの最短M点灯も12日。今日から4連勝し、オリックスのソフトバンク2連戦の勝敗次第でM10か9が出る。

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