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首位陥落のオリックス 吉田正離脱の“ひずみ”が形に…中嶋監督「投手陣にも頑張ってもらわないと」

[ 2021年9月6日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス4ー12ソフトバンク ( 2021年9月5日    ペイペイD )

<ソ・オ20>7回1死、ジョーンズが三振に倒れガックリのオリックスベンチ(撮影・岡田 丈靖) 
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 オリックスは5日、6月20日から守ってきた首位の座を明け渡した。打線の中核を担う吉田正尚外野手(28)が「左太腿裏の筋損傷」のため戦列を離れ、ソフトバンク戦も5年ぶりの2試合連続2桁失点で連敗。2連勝で最近10戦7勝のロッテに勝率3厘差で抜かれた。7日からは直接対決3連戦。25年ぶりリーグ優勝へ最大の窮地を迎えた。

 札幌、福岡と続いた遠征を締めくくる敵地のグラウンドに吉田正の姿はなかった。3日ソフトバンク戦の9回に内野安打を放った際に左脚を負傷。4日は代打1打席で一度もスイングせず三振だった。球団は4日に福岡市内の病院で「左太腿裏の筋損傷」と診断されていたことを発表。登録を外れ、17年10月7日から続いていた連続試合出場が512試合で途切れた。

 全治の見通しは明らかにしていない。左右は違うが、同太腿裏の筋損傷で8月23日に抹消されたT―岡田は「軽度」の診断で、いまだ2軍調整中。それ以上の離脱になることは必至だ。中嶋監督は「ここで無理をするわけには絶対にいかない」と説明した。

 打率・338、20本塁打、69打点を残す主砲の不在は大敗に直結した。“最も三振しない男”を欠いた打線は今季ワーストに並ぶ13三振。2―7の6回1死一塁では代役3番に入った安達の打席で宗が二盗を試みて失敗した。5点劣勢で走者をためて攻撃したい場面。吉田正がいれば、盗塁の仕掛けは考えにくい。離脱した“ひずみ”が早くも形になって表れた。

 投手陣も精彩を欠き、2試合連続2桁失点は16年4月9、10日のソフトバンク戦(●1―13、●0―10)以来。和田には16年9月から7連勝も献上する屈辱にまみれた。

 7月5日には2位に最大4・5ゲームをつけながら、78日ぶりに首位から陥落した。ロッテの勢いが増す中、当面は吉田正がいない戦いを強いられる。しかも、直接対決だ。「正尚の代わりは誰もいない。相手より1点でも少なく抑えるとか、野手だけではなく、投手陣にも頑張って守ってもらわないといけない」。中嶋監督は語気を強めて前を向いた。(湯澤 涼)

 ○…吉田正(オ)が5日、出場選手登録を抹消されたため、17年10月7日の楽天戦から続いていた連続出場は512試合で止まった。チームではイチローの763試合(94~99年)、石嶺和彦の696試合(88~93年)、福本豊の559試合(82~87年)に次ぐ4番目の記録。吉田正が出場選手登録を外れるのは、腰痛のため2軍で開幕を迎えた17年以来(同年7月9日に登録)。
 ○…吉田正は主な打撃成績では打率・338★、安打127★、打点69、得点57、四球54、出塁率・423、得点圏打率・393★の7部門でチームトップ(★はリーグトップ)。主力の離脱は25年ぶりリーグ優勝を目指すチームにとって大きな痛手だ。

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