福島敦彦氏 実戦勘が心配された智弁和歌山打線 凄みこそないがここぞの集中力はさすが

[ 2021年8月25日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権3回戦   智弁和歌山5ー3高松商 ( 2021年8月24日    甲子園 )

<高松商・智弁和歌山>8回2死二塁、智弁和歌山・高嶋が右前打を放つ (撮影・亀井 直樹)
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 【福島敦彦の迫球甲子園】智弁和歌山は順延に加え、2回戦が不戦勝となったことで実戦勘が心配されたが、守りからしっかりとリズムをつくった。

 先発した中西君は26アウト中、犠打を含めてゴロアウトが16あったように2回戦の作新学院戦で12安打10得点した高松商打線に対し140キロ台の真っすぐと変化球を意識的に低めに集めていた。内野陣は9回に遊撃の大西君に送球ミスが出たものの堅実な守備で、よくもり立てたと思う。中西君は走者を背負うと高めに浮く場面が見られた。次戦では修正が必要だろう。

 最も心配された打線も3投手から得点を奪い、対応できていた。凄みこそないが中軸の3人が3回にそろって打点を挙げたように、ここぞの集中力はさすがだ。

 高松商は9回も各打者が食らいついて粘る姿勢はすばらしかった。1試合を複数投手で分業するのも悪くなかった。それだけに5、8回の2死からの失点がもったいなかった。(報徳学園、慶大、中山製鋼元監督)

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