オリックス・中嶋監督 4失点KOの田嶋に「外すのは簡単だけど、しがみつかないといけないところ」

[ 2021年6月5日 19:12 ]

交流戦   オリックス3-6中日 ( 2021年6月5日    バンテリンD )

<中・オ>初回1死一塁、ビシエド(左)に左越え2ランホームランを打たれ、ガックリのオリックス・田嶋(撮影・椎名 航)
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 接戦を落とし、今季2度目の3連勝はならず。中嶋聡監督(52)は冷静に試合を振り返った。

 先発・田嶋が初回に3点を失うなど4回6安打4失点降板。ここ3試合で計17失点。3連敗となった左腕に「腕が振れているのは振れているが、腕を振った時に、ボールをコントロールするというのが1軍の投手で、それができているからこそローテ投手。それを修正できるのかどうかですよね」と投げかけた。

 それでも「ちょっとした兆しが見えないわけでもない」と復調への光は見て取った。「(ローテから)外すのは簡単だけど、しがみつかないといけないところだと思うので。そこにどれだけ自分がしがみついていけるかが、この先も非常に大事になってくる」と期待を口にした。

 打線は初回無死一、二塁、3回無死一、二塁と序盤のチャンスを逃し、後手に回った。中日先発・梅津の乱調につけ込むことができなかった形だ。「さっと(打ちに)行った時、全然違うところにボールが来て…。非常に難しいですよね。でも捉えていかないといけないし、そこをもう一つ我慢して行くべきか、好球必打で本当に甘いところだけを行くのか、それがぼやけた感じはあった。普通に考えたらKOしないといけないとは思いますが」と話した。

 敗れたとはいえ、2カード連続勝ち越し中とチーム状態は悪くない。交流戦首位チームへの勝ち越しを狙い、3戦目もチームの総力で戦う。

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