阪神 拙攻拙守が響き大敗 大山の失策に矢野監督「難しいって感じの打球ではないから処理せなアカン」

[ 2021年6月5日 18:33 ]

交流戦   阪神2-10ソフトバンク ( 2021年6月5日    甲子園 )

<神・ソ(2)>7回無死一塁、川島の打球を弾いて失策を犯す阪神・大山(撮影・北條 貴史)
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 阪神は度重なった拙攻拙守が、接戦から一転しての大敗に結びついた。

 守備では1点を追う7回無死一塁で、エンドランを敢行した川島の打球を三塁・大山がグラブに収めきることができず弾いてしまい、今季6失策目を記録。無死一、二塁とピンチを拡大し、今宮の犠打で二、三塁となって、栗原の投ゴロの間に三塁走者の生還を許した。大山のプレーに矢野監督は「悠輔(大山)のはちょっとオーバースピンはかかってる打球やけど、難しいって感じの打球ではないから、処理せなアカンと思うし。それがこういう結果になっているのは、俺らも選手も受け止めていると思うんで。試合の中の展開ではそうなったって認めざるを得ない」と指摘した。

 さらにランナー三塁で柳田の遊ゴロを処理した遊撃・中野の一塁送球が逸れ、追加点を献上。8回1死一、三塁では三森の中前打を処理した近本の中継への送球が乱れ、チーム失策はリーグワーストの39となった。

 攻撃でもマルティネスの前に6回まで9安打を浴びせながら、得点は3回にマルテが放った2ランのみ。5回1死二塁でそのマルテを迎えた場面では二走の近本が飛びだしてしまい、二、三塁間に挟まれてアウト(盗塁死)。果敢なプレーが結果的にも流れを手放してしまったが、指揮官は「俺らの野球はそういう野球なんで。もちろんアウトになるって所は反省する部分もあるし、マイナスの部分はもちろんあるけど。でもそれを咎める野球を俺はしたくないんで。チャレンジする野球はこれからもしていきます」と責めることはしなかった。

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2021年6月5日のニュース