ダルビッシュ「体にキレなかった」も…4回1失点に「大人になったなと思う」

[ 2021年5月13日 08:09 ]

ロッキーズ戦に先発したダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)は12日(日本時間13日)、デンバーでのロッキーズ戦で今季8度目の先発登板。クアーズ・フィールドは投手にとって鬼門の球場で、ダルビッシュもカブス時代に2試合登板、10回3分の2を投げ、11安打4四球9失点、0勝1敗、防御率7・59の成績。しかしながらこの日は、初回2死二塁のピンチに4番ストーリーに92マイル(約148キロ)の2シームを中前打とされ先制点を許しただけ。以後はカッター、スライダーなど得意の曲がり球を駆使し、9者連続凡退など安定した投球。4回左翼手が飛球を見失い(記録は二塁打)2死二塁のピンチを迎えたときも、6番アダムスを69マイル(約111キロ)のスローカーブで投ゴロに打ち取った。

 この試合はダブルヘッダーの1試合目で7イニング制だったため、5回表0―1と追いかける展開で、2死一、二塁のチャンスに、代打が出て降板となった。ダルビッシュは4回76球を投げ、2安打1四球、2奪三振、1失点(自責0)だった。勝ち負けはつかず、今季の防御率は2・08となった。

 試合前、パドレスは新型コロナでホズマー一塁手とマイヤーズ外野手が負傷者リスト入りしたと発表。前日のタティスJR、プロファー、マテオも含め、2日間で5人の野手がコロナで負傷者リスト入りの緊急事態。そんな中ダルビッシュは動揺することなく好投、パドレスに勝つチャンスを作っている。試合は6回にカラティニの満塁本塁打が出てパドレスが5―3で勝った。

 試合後の一問一答は以下の通り。

 ――クアーズ・フィールドで工夫した点は。
 「まっすぐが良くなくて、カットボールとスライダーを多めに投げました」

 ――ホズマー、タティスなど主力がいないゲームだったが。
 「いないですけど、このメンバーでも勝てるんだとみんなが思っていたと思うし、みんなで勝ち取った試合だった。このチームの良いところは負けていても、誰かがいなくても、雰囲気は変わらないこと。クラブハウスはいつもと一緒。誰かがいないという感じはしなかった」

 ――満塁本塁打のカラティニ捕手の活躍。「大事なところでヒットも出ている。クラブハウスでもみんなと仲良くしている。シカゴでも良かったけど、彼にとってここに来たのは良かったのかなと思う」

 ――登板前は長いイニングを投げたいということだったが。
 「自分の思っていたゲームプランと首脳陣の考えが違った。もっと行くつもりでしたけど、あそこで交代。まあでも試合は勝ったのでよかったです」

 ――クアーズフィールドで投げにくい球は。
 「曲がり球でも大丈夫。僕から見てホームプレートの左側は曲がる。ただ左打者へのバックドアとかプレートの右側は曲がらない。曲がり球に関してごまかすことができない場所だなと思う。2シームも曲がらないです」

 ――体の重さはどうか。「大丈夫だったけど、身体に切れがなかった。デーゲームだと結構あるけど、そういう状態でも4回1失点。大人になったなと思う」

 ――殊勲のホームランを打ったカラティニにかけた言葉は。
 「ホームランのときはクラブハウスにいたんですけど、速攻でユニフォームを着てベンチに行って、カラティニに文句を言いました。なぜあのピッチャーはまっすぐを投げたんだ、だからお前は打てたんだよと。僕はいつもカラティニは変化球投げとけば大丈夫と言っている。でも彼はあれはスライダーだったと僕に嘘をつきました。ビデオでちゃんとチェックしたらまっすぐだったんで、この後もいろいろ言おうかなと」

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