侍ジャパン・稲葉監督が見た楽天・マー君「柔」への進化 東京五輪へ「やってくれるんじゃないかと期待」

[ 2021年4月18日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天1―4日本ハム ( 2021年4月17日    東京D )

<日・楽>視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督(撮影・篠原岳夫)
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 ネット越しでも明らかなモデルチェンジを感じ取った。田中将の復帰戦に合わせて視察に訪れた侍ジャパン・稲葉監督。メジャーで7年間の経験を積んだことで投球スタイルが大きく変貌を遂げている点に着目していた。

 「昔はパワーでぐいぐい来るイメージだったけど、今はどちらかと言えば投球術でしっかりと抑えるんだなと感じた」

 力でねじ伏せる投球からの「変化」は、投手としての「進化」でもある。試合展開や打者の反応などをマウンド上でつぶさに感じ取り、その状況に最適な球を選択する。この日も試合が進むにつれて変化球の割合を増やし「ストライクゾーンを目いっぱい使って、ゾーンから少し外れたボールも使いながら的を絞らせない投球ができる」と稲葉監督。捕手の太田のサインに何度か首を振ったが、これは自ら投球を組み立てている証拠でもある。

 「やってくれるんじゃないかという期待が持てる。(マウンド上で)オーラを感じる。久しぶりに見られて良かった」。現役時代に19歳だった田中将とともに08年の北京五輪に出場し、メダルを逃す悔しさを味わった。だからこそ「日本の野球が強いことを見せたいという思いは一緒だと思う」と呼び掛けた。

 田中将にとって東京五輪は大きな目標の一つでもある。1月の入団会見では「自国開催なので金メダルを獲りたい」と意欲を示したが、日本で再スタートを切ったことで「シーズンを勝ち抜くため良い投球をすれば、声が掛かると思う」と力を込めた。侍のエース候補が動きだした。(重光 晋太郎)

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