巨人 ウィーラーもコロナ陽性 試合開始直前にスタメン外れる 隔離者は10人に

[ 2021年4月4日 17:27 ]

<巨・ヤ3>巨人スタメン。開始直前、ウィーラーから立岡に選手交代(撮影・村上 大輔)
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 巨人は4日、検査を実施した3日にコロナ陽性判定を受けた3選手が改めて都内で検査を受け、陽性判定が確定したと発表した。また、4日朝、1軍の選手、監督・コーチ、スタッフら86人に対して球団として改めてSmartAmpPCR検査を実施したところ、同日午後1時すぎ、ウィーラーが新たに陽性と判定されたことを発表した。3日時点の検査では陰性だったという。

 残りの85人は陰性判定。この日のヤクルト戦で先発予定だったウィーラーを急きょメンバーから外した。ウィーラーは、発熱や咳、味覚・嗅覚の異状などの症状はなく、健康状態は良好だが、現在、他人と接触しないよう隔離しており、近く都内の医療機関で改めて診察とPCR検査を受け、陽性が確定すれば保健所等の指示に従った対応を取る予定。

 球団とは明日5日にも1軍の選手、監督・コーチ、スタッフら全員を対象にしたSmartAmpPCR検査を再度実施予定。陰性を確認したうえで6日から甲子園で行われる阪神戦に臨むとした。

 4日午前に陽性判定が出た中島宏之、丸佳浩、若林晃弘は発熱や咳、味覚・臭覚の異常等の症状はなく、健康状態は良好。このうち、丸は家庭内感染を避けるため医療機関に入院。中島、若林は保健所の指示が出るまで自宅で待機とした。

 球団は行動記録も明らかにした。中島、丸、若林、ウィーラーは1日までの名古屋遠征に帯同。1日の中日戦後、中島とウィーラーは新幹線で帰京。丸と若林は名古屋市内のホテルに宿泊後、翌 2日午前に新幹線で帰京した。同日から東京ドームで開催されたヤクルト3連戦では、4人とも自家用車などで自宅と東京ドームを往復したのみで、名古屋遠征の期間中も合わせて外食や会食は一切していないという。
 
 球団では接触の状況を調査。中島、丸、若林の3選手と移動時にマスクは互いにしていたものの、タクシーに数分間同乗したり、ロッカーで将棋をしたりしていた亀井善行、増田大輝、北村拓己の選手3人に加え、3選手に施術をしていたトレーナーなどスタッフ6人について、チームから隔離することを決めた。また、ウィーラーと互いにマスクをしながらも会話をする機会が多かった通訳1人も隔離。隔離者は10人になった。

 管轄保健所には行動履歴や接触状況を報告した上で、濃厚接触者の特定作業に協力するとしている。東京ドームでは3日午後11時から6時間かけて消毒作業を実施したが、ウィーラーの陽性判定を受けて4日の試合中から改めて消毒作業を行った。

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