阪神・梅野が初めて明かす本音 「捕手併用制」「藤浪晋太郎」「FA権」について胸の内語った

[ 2021年2月27日 07:30 ]

コラム「梅ちゃん隆儀」

<阪神春季キャンプ>送球練習中、笑顔でサムズアップを見せる梅野(撮影・北條 貴史)
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 今年から阪神・梅野隆太郎捕手(29)のコラム「梅ちゃん隆儀」がスタートする。第1回は今春キャンプのテーマ、復活の兆しを見せる藤浪、球界のトレンドとなりつつある「捕手併用制」に抗(あらが)う強い決意などについて語った。順調なら今季中に取得する国内フリーエージェント(FA)権についても現在の率直な心境を吐露。28日から、実戦復帰する予定だ。

 キャンプも最終クールです。初日からファンの方が球場にいないのはすごく残念ですが、順調に来ています。21日の試合で打球が当たった右ふくらはぎもだいぶ良くなりました。投手陣とのコミュニケーションも可能な範囲でしっかり取れています。守備面ではキャッチングを丁寧にすることを今まで以上に心がけています。フレーミングも注目されるようになり、微妙なコースをストライクと言ってもらう意識もありますけど、ストライクゾーンのボールを確実にコールしてもらうことが一番、重要です。

 ピッチャーが“ここはストライクを取ってほしい”というボールを年間10球でも増やしていきたいです。自分の課題で、今まではなかなか取ってもらえていなかった左打者の外角を、昨年はしっかり取ってもらえるようになりました。向上心を持ってピッチャーを助けていきたいです。

 20年は開幕2試合目でスタメンを外れました。悔しさ……今でも言葉で表せない感情です。周りに“何で”と聞かれるのが一番、嫌でした。正直、ベンチで声を出すことも心境的にはつらかったです。いろんな葛藤があって……。甘くない世界だと痛感したことも一つで自分ではね返していかないといけません。最近は捕手も併用制を敷くチームが多いです。今年の阪神も例外ではないのかもしれませんが、自分はそこに抗っていきたい。“併用だから”と納得するつもりはないですし、1試合でも多くマスクをかぶりたいし、周囲に何も言わせないぐらいの存在になりたいです。

 7日の紅白戦では晋太郎(藤浪)とバッテリーを組みました。テル(佐藤輝)との対戦もリードして自分も楽しかったです。いろんな球種を使ったら抑えられるけど、紅白戦だからこその勝負もあるので、見ている人にワクワクしてもらいたい気持ちもありました。今年は凄く良いんじゃないかと思います。苦しんできた姿を見てきましたし“結果が出ない時は自分の行動、姿勢が変わらないと”と厳しいことを言ったこともあります。晋太郎のワンバウンドのボール止めて自分が“ゴールキーパー”って呼ばれたこともありましたけど、苦しい時もあいつのボールは全部受けてきた自負もあるし、お互い成長してきたつもりです。晋太郎の“なにくそ”という気持ちも捕手として感じていますし、ぶつける1年にしてほしいです。

 今年は順調にいけば、国内FA権を取得できます。ただ、今はタイガースで優勝する、日本一になることしか頭にありません。賞とかと一緒で、FA権も後になって付いてくるものだと思います。その時になったら、しっかり考えると思いますし、今は1試合、1試合積み重ねていくことしか考えていません。個人では3割とかもありますが、何が一番かと言われると、優勝しかないです。キャンプはもちろん、日頃からサポートしてくれているスタッフの人たちに感謝して、喜んでもらえるシーズンにしたいです。(阪神タイガース捕手)

 ▽昨季の捕手起用事情 開幕延期で過密日程となったため、シーズン120試合中80%(96試合)以上で先発した捕手は甲斐(ソ)の100試合だけ。阪神も梅野が18、19年は143試合中84・6%にあたる121試合の先発だったが、昨季は120試合中71・7%の86試合。坂本と原口の先発が増え、3捕手併用が進んだ。

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